
「数学、どうやって勉強したらいいかわからない…」
「テスト前に頑張ってるのに、なかなか点数が上がらない…」
そんなふうに感じている高校生さん、きっと多いのではないでしょうか。
実は、数学の定期テストで20点アップを実現するのは、決して夢物語ではないんですね。
ただし、がむしゃらに問題を解くだけでは難しいのも事実です。
この記事では、元教務部長として数多くの生徒さんを見てきた経験から、「本当に点数が上がる勉強法」を具体的にお伝えしていきますね。
読み終わる頃には、「これなら自分にもできそう」と感じていただけるはずです。
結論:数学で20点アップする秘訣は「同じ問題を3回解く」こと

いきなり結論をお伝えしますね。
数学の定期テストで20点アップを狙うなら、「同じ問題を最低3回は繰り返し解く」ことが最も効果的なんです。
「え、新しい問題をたくさん解いた方がいいんじゃないの?」
そう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも実は、成績上位の生徒さんほど、新しい問題をたくさん解くよりも、同じ問題を完璧にできるまで繰り返しているというデータがあるんです。
私が教務部長として見てきた中でも、点数が伸びる生徒さんには共通点がありました。
それは、教科書やワークの基本問題を「見た瞬間に解法が浮かぶレベル」まで繰り返しているということなんですね。
逆に、なかなか点数が上がらない生徒さんは、1回解いて「わかった気」になって次の問題に進んでしまう傾向がありました。
つまり、20点アップの秘訣は、新しい問題を探すことではなく、今ある問題を完璧にすることなんです。
なぜ「同じ問題を3回」で点数が上がるのか?

「同じ問題を繰り返す」という方法がなぜ効果的なのか、もう少し詳しくお話ししますね。
理由①:数学は「解き方のパターン」を覚える科目だから
数学って、実は暗記科目に近い部分があるんです。
もちろん、理解することは大切ですよ。
でも、定期テストで出る問題には「よく出るパターン」というものが存在するんですね。
例えば、二次関数の最大・最小を求める問題、因数分解を使って方程式を解く問題など、出題パターンはある程度決まっているんです。
同じ問題を繰り返すことで、このパターンが自然と身についていきます。
テスト本番で「あ、これ見たことある」と感じられるようになれば、しめたものですよね。
理由②:1回では「わかったつもり」で終わってしまうから
これ、本当によくあることなんです。
解説を読んで「なるほど、そういうことか」と納得したのに、いざ自分で解こうとすると手が止まってしまう…。
私も教員として授業をしていた時、何度もこの場面を見てきました。
生徒さんが「わかりました」と言うので安心していたら、テストでは全然できていなかった、ということが本当に多かったんですね。
「わかる」と「できる」は全く違うんです。
2回目、3回目と繰り返すことで、「わかる」から「できる」に変わっていきます。
この変化こそが、点数アップにつながるんですね。
理由③:ケアレスミスが減るから
定期テストで点数を落とす原因の中で、意外と多いのがケアレスミスです。
符号を間違えた、分数の計算でミスした、式変形で抜けがあった…。
「できるのに点が取れない」という悩みを持つ方、いらっしゃいませんか?
その原因の多くは、基本問題の練習量が足りていないことにあるんです。
同じ問題を何度も解くことで、計算の精度が上がり、ミスが減っていきます。
成績上位者ほど簡単な問題を大量に解いているというのは、こういう理由なんですね。
20点アップを実現する具体的な勉強手順
ここからは、実際にどうやって勉強を進めればいいのか、具体的な手順をお伝えしていきますね。
ステップ1:テスト範囲を「正確に」把握する(テスト2週間前)
まず最初にやるべきことは、テスト範囲をしっかり把握することです。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんね。
でも、実際に聞いてみると、範囲を曖昧にしたまま勉強を始めている人がとても多いんです。
具体的には、以下のことをチェックしてみてください。
- テスト範囲表で、教科書の何ページから何ページまでか確認する
- 学校配布のワークやプリントの範囲も確認する
- 過去のテストがあれば、どんな問題が出たか見てみる
- 授業で「ここは大事」と言われた箇所をチェックする
範囲を正確に把握せずに勉強を始めると、20点アップはほぼ不可能だと思ってくださいね。
ステップ2:自分の「弱点単元」を見つける(テスト2週間前)
範囲がわかったら、次は自分の弱点を見つけます。
これが「20点の源泉」になるところなんですね。
やり方は簡単です。
テスト範囲の基本問題を、ざっと解いてみてください。
そして、問題ごとにこんなふうにチェックをつけていきます。
- 〇:自力ですぐ解ける
- △:解けるけど時間がかかる、または解説を見れば理解できる
- ×:全然わからない
△や×が多い単元が、あなたの「伸びしろ」です。
ここを重点的に勉強することで、効率よく点数を上げることができるんですね。
ステップ3:基本問題を「3回」繰り返す(テスト1週間前まで)
いよいよ本格的な勉強に入ります。
使うのは、教科書の例題・基本問題、学校ワーク、配布プリントです。
新しい問題集を買う必要はありません。
むしろ、手元にある教材を完璧にすることの方がずっと大切なんですね。
繰り返し方のポイントをお伝えしますね。
1回目:解き方を覚えることが目的
最初は、解答・解説を見ながらでも大丈夫です。
「こうやって解くんだな」ということを理解することに集中してください。
ただし、ただ眺めるだけではダメですよ。
必ず途中式を全部自分で書くようにしてくださいね。
手を動かすことで、解き方が記憶に残りやすくなります。
2回目:何も見ずに解けるか確認
2回目は、解答を見ずに挑戦してみてください。
ここで「あれ、どうやるんだっけ?」となったら、まだ定着していない証拠です。
その問題にはチェックをつけておいて、後でもう一度やり直しましょう。
3回目:スピードを意識して解く
3回目は、時間を測りながら解いてみてください。
テスト本番では時間制限がありますよね。
「見た瞬間に解法が浮かぶ」状態を目指して、スピードアップを意識するんです。
ステップ4:苦手単元を集中的に攻略する(テスト1週間前~2日前)
テスト1週間前になったら、ステップ2で見つけた△や×の単元に集中します。
この時期のポイントは、少しやさしめの問題から始めることです。
いきなり難しい問題に挑戦しても、「やっぱりわからない…」と自信をなくすだけですよね。
まずは基本レベルの問題で正答率90%を目指しましょう。
数学だけで1日1.5~2時間程度の勉強時間が取れると理想的ですね。
もちろん、他の教科との兼ね合いもあると思いますので、調整してみてください。
ステップ5:「ミスノート」を作る(テスト期間中ずっと)
これは本当におすすめの方法です。
間違えた問題だけを集めた「ミスノート」を1冊作ってみてください。
書く内容はシンプルでOKです。
- どの問題を間違えたか(問題番号や簡単なメモ)
- どこをどう間違えたか
- 正しい解き方は何か
ミスノートは「自分専用の弱点集」になります。
テスト前日に見返すだけで、効果的な復習ができるんですね。
ステップ6:テスト直前は「基本の確認」に徹する(前日~当日)
テスト前日になったら、新しい問題には手を出さないでください。
これ、本当に大事なポイントです。
前日にやるべきことは、
- 学校ワークやプリントの間違えた問題を高速で復習する
- ミスノートを見返す
- よく使う公式を再確認する
難問を解こうとして「やっぱりわからない…」と不安になるより、
「基本問題を確実に取る」という意識で過ごす方が、本番で力を発揮できますよ。
実際に20点アップを実現した具体例
ここからは、実際に点数が上がった生徒さんの例をいくつかご紹介しますね。
「自分にもできるかも」と感じていただけたら嬉しいです。
具体例①:ワークを3周したAさん(高1)
Aさんは数学が苦手で、1学期の中間テストは48点でした。
「このままじゃまずい」と思って、期末テストに向けて勉強法を変えることにしたんですね。
やったことは、学校ワークを3周することだけです。
1周目は解答を見ながら、2周目は自力で、3周目は時間を測って。
特に新しい問題集は買いませんでした。
結果、期末テストは72点。
24点のアップを達成したんです。
Aさんは「同じ問題を繰り返すのは最初は退屈だったけど、3回目になると自信がついてきた」と言っていました。
具体例②:ミスノートを活用したBさん(高2)
Bさんの悩みは「ケアレスミスが多い」ことでした。
「できるのに点が取れない」という状態だったんですね。
そこでBさんは、間違えた問題を全てノートに書き出すことを始めました。
すると、面白いことがわかったんです。
自分のミスには「パターン」があることに気づいたんですね。
- 移項するときに符号を変え忘れる
- 分数の約分を忘れる
- 問題文の条件を見落とす
このパターンを意識するようになってから、ミスが激減しました。
テストの点数は62点から85点に。
23点アップを達成したんです。
具体例③:基礎に戻ったCさん(高1)
Cさんは「授業を聞いても何を言っているかわからない」という状態でした。
高校数学が難しすぎて、完全についていけなくなっていたんですね。
そこで思い切って、中学の内容まで戻って復習することにしました。
最初は「こんなことやってる場合じゃない」と焦りもあったそうです。
でも、中学の因数分解や方程式を復習したら、高校の内容が急に理解できるようになったんですね。
結果、定期テストは35点から58点に上がりました。
「遠回りに見えたけど、結局これが一番の近道だった」とCさんは言っていました。
具体例④:毎日15分の復習を続けたDさん(高2)
Dさんが始めたのは、授業のあったその日のうちに、習った問題を自力で解き直すという習慣でした。
時間は15分程度。
長時間やるわけではありません。
でも、これを毎日続けることで、テスト前に慌てて詰め込む必要がなくなったんですね。
テストの点数は徐々に上がっていき、3ヶ月後には安定して80点以上を取れるようになりました。
「テスト前だけ頑張る」より、「毎日少しずつ」の方が、結局は楽だったとDさんは感じたそうです。
よくある失敗パターンと対処法
ここで、点数が上がらない人に共通する「失敗パターン」もお伝えしておきますね。
自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
失敗パターン①:問題を1回解いて「わかった気」になる
これが一番多い失敗です。
解説を読んで「なるほど」と思っても、自分で解けるようにはなっていないんですね。
対処法:最低3回は同じ問題を繰り返す。
2回目以降は必ず「何も見ずに」解いてみてください。
失敗パターン②:難しい問題ばかりやる
「基本はできるから」と、応用問題ばかりやっている人がいます。
でも実際にテストを受けると、基本問題でミスしていることが多いんですね。
対処法:基本問題の正答率が95%以上になるまで、応用には進まない。
基本を完璧にすることが、実は一番の点数アップにつながります。
失敗パターン③:テスト範囲を把握していない
「だいたいこのあたり」という曖昧な認識で勉強を始めてしまうパターンです。
範囲外の単元を一生懸命やって、肝心の範囲内がおろそかになることも…。
対処法:テスト範囲表を手元に置いて、チェックしながら勉強する。
範囲を正確に把握することは、効率的な勉強の第一歩です。
失敗パターン④:前日に新しい問題を解く
テスト前日に「まだやっていない問題があるから」と、新しい問題に手を出してしまう。
そして「わからない…」と不安になってしまう。
これ、本当によくあるんですよね。
対処法:前日は復習に徹する。
新しい問題より、今までやった問題を完璧にする方が、点数につながります。
「授業についていけない」レベルの人へ
ここまで読んで、「自分はもっと深刻なんだけど…」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
授業を聞いても何を言っているかわからない。
テスト範囲の基本問題すら、どこから手をつけていいかわからない。
そんな状態の方に、一つアドバイスがあります。
思い切って、理解できる学年・単元まで戻ってください。
高校1年生なら中学の内容に。
それでもわからなければ、もっと前に。
「そんな時間ないよ」と思うかもしれません。
でも、土台がないままで先に進んでも、結局わからないままなんですね。
私が見てきた生徒さんの中で、劇的に成績が伸びた人の多くは、一度「基礎に戻る勇気」を持った人でした。
遠回りに見えても、それが一番の近道になることがあるんです。
まとめ:数学で20点アップするための5つのポイント
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、大切なポイントを整理しておきますね。
数学の定期テストで20点アップするための5つのポイント
- 同じ問題を最低3回繰り返す
新しい問題より、今ある問題を完璧にすることが大切です。 - 基本問題をやり込む
成績上位者ほど、基本問題をたくさん解いています。 - テスト範囲を正確に把握する
曖昧なままでは、効率的な勉強はできません。 - ミスノートを作る
自分だけの弱点集は、最強の復習ツールになります。 - テスト前日は新しい問題に手を出さない
復習に徹することで、本番で力を発揮できます。
この5つを意識するだけで、点数は確実に変わってきますよ。
最後に:20点アップは、あなたにもできます
「自分は数学が苦手だから…」
「才能がないから…」
そんなふうに思っていませんか?
私は教務部長として、たくさんの生徒さんを見てきました。
その経験から言えることがあります。
数学の点数は、正しい方法で勉強すれば、必ず上がります。
才能の問題ではありません。
やり方の問題なんです。
今回お伝えした方法は、特別な才能がなくても、誰でも実践できるものばかりです。
むしろ、地道にコツコツ続けられる人の方が、結果が出やすいとも言えますね。
まずは、次のテストに向けて、一つでも実践してみてください。
「同じ問題を3回解く」だけでも、きっと変化を感じられるはずです。
20点アップした自分を想像してみてください。
テストを返されたとき、思わず笑顔になっている自分を。
その未来は、今日からの行動で手に入れることができます。
一緒に頑張っていきましょうね。
この記事が、あなたの数学の点数アップのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。