
「共通テストの数学、どうやって勉強すればいいんだろう…」
そう思って検索されたあなたの気持ち、よくわかりますよ。
模試の点数がなかなか上がらない、時間が足りなくて最後まで解けない、公式は覚えているのに応用問題になると手が止まってしまう…。
そんな悩みを抱えている受験生さん、きっと多いのではないでしょうか。
実は私自身、教務部長として多くの生徒さんの学習指導に携わってきました。
その中で見えてきたのは、数学の得点力を上げるには「正しい順番」と「正しい方法」があるということなんですね。
この記事では、共通テスト数学の得点力を確実に上げる7つの勉強方法をお伝えします。
最後まで読んでいただければ、「今日から何をすればいいか」が明確になるはずです。
一緒に、共通テスト攻略への道筋を見つけていきましょう。
【結論】共通テスト数学は「基礎」「再現」「時間」の3つを押さえれば得点は上がる

最初に結論からお伝えしますね。
共通テスト数学で得点力を上げるために必要なのは、「基礎を固める」「解法を再現できるようにする」「時間内に解く練習をする」という3つの柱なんです。
「えっ、そんなシンプルなこと?」と思われたかもしれませんね。
でも、この3つを本当の意味で実践できている受験生さんは、実はそれほど多くないんですよ。
多くの受験生さんが陥りがちなのは、基礎が固まっていないのに応用問題に手を出したり、解説を読んで「わかった気」になって終わってしまったり、時間を計らずにダラダラ解いてしまったり…。
心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私が教務部長として現場で見てきた経験から言えるのは、この3つの柱をしっかり意識して勉強した生徒さんは、確実に点数を伸ばしているということです。
では、具体的にどうすればいいのか、7つの勉強方法として詳しくお伝えしていきますね。
なぜこの7つの勉強方法が効果的なのか?

共通テスト数学の特徴を理解することが第一歩
まず、なぜこれらの勉強方法が効果的なのかを理解するために、共通テスト数学の特徴を押さえておきましょう。
共通テストの数学は、二次試験とは少し性質が違うんですね。
知識量だけでなく、「形式への慣れ」や「処理スピード」が得点を大きく左右するという特徴があります。
つまり、いくら難しい問題が解けても、時間内に処理できなければ意味がないんです。
逆に言えば、基本的な問題を確実に、素早く解ける力があれば、7割程度の得点は十分に狙えるということでもあります。
「わかる」と「できる」は全く違う
これは現場で何度も痛感してきたことなのですが、「わかる」と「できる」は全く別物なんですよね。
授業を聞いて「なるほど」と思った、解説を読んで「そういうことか」と理解した。
でも、いざ自分で解こうとすると手が止まってしまう…。
こんな経験、ありませんか?
これは決して珍しいことではありません。
むしろ、ほとんどの受験生さんが通る道なんです。
だからこそ、「再現できる」レベルまで持っていくことが大切なんですね。
解説を見なくても、最初から最後まで自分の力で解き切れる状態を目指す。
これが得点力を上げる鍵になります。
時間との戦いを制する者が共通テストを制する
共通テスト数学のもう一つの大きな特徴は、時間がとにかく足りないということです。
「解けるのに時間が足りなかった」
「最後の大問に手をつけられなかった」
こういった声は本当によく聞きます。
実は、この「時間不足」問題は、単純に速く解く練習をすればいいという話ではないんですね。
どの問題に時間をかけるか、どこで見切るかという「戦術」が必要になってきます。
これらの背景を踏まえた上で、具体的な7つの勉強方法を見ていきましょう。
【勉強方法①】教科書レベルを完璧にする
基礎なくして応用なし
最初にお伝えしたい勉強方法は、「教科書レベルを完璧にする」ということです。
「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんね。
でも、この「当たり前」ができていない受験生さんが、実はとても多いんです。
私が教務部長として見てきた中で、点数が伸び悩んでいる生徒さんの多くは、基礎が不安定なまま応用問題に手を出しているケースでした。
公式は覚えているけど、なぜその公式が成り立つのか説明できない。
基本問題は解けるけど、少し形が変わると対応できない。
こういった状態では、得点は安定しませんよね。
具体的に何をすればいいのか
では、「教科書レベルを完璧にする」とは具体的にどういうことでしょうか。
- 公式や定理を「覚える」だけでなく、「なぜそうなるのか」を説明できる状態にする
- 教科書の例題や練習問題を、解説を見ずに自力で解ける状態にする
- 網羅系参考書(チャート式や基礎問題精講など)の基礎問題レベルを何度も周回する
特に大切なのは、「何度も周回する」という部分です。
一度解けたからといって、それで終わりにしてはいけません。
2回、3回と繰り返すことで、知識が定着していくんですね。
【勉強方法②】解法を「再現できる」レベルにする
「わかった」で終わらせない
2つ目の勉強方法は、解法を「再現できる」レベルにするということです。
先ほども触れましたが、解説を読んで「わかった」と思っても、それだけでは不十分なんですね。
答えを見ずに、最初から最後まで自分の力で解き切れるかどうかが重要です。
これを私は「完全再現」と呼んでいます。
模範解答と同じように、途中式も含めて完全に再現できる状態を目指すんです。
再現できるようになるためのステップ
具体的なステップをお伝えしますね。
- まずは自分で解いてみる(わからなくても5分は考える)
- 解説を読んで理解する
- 解説を閉じて、もう一度最初から解いてみる
- 詰まったところがあれば、もう一度解説を確認
- 完全に再現できるまで繰り返す
このステップを省略して、解説を読んで「わかった」で終わりにしてしまう受験生さんがとても多いんです。
でも、この「再現」のステップを入れるだけで、定着度が全く違ってきますよ。
【勉強方法③】頻出分野を優先して集中学習する
すべてを均等にやる必要はない
3つ目の勉強方法は、頻出分野を優先して集中学習するということです。
共通テストは全範囲から出題されますが、だからといって全範囲を均等に勉強する必要はありません。
よく出る単元を優先して伸ばす方が、効率的に得点を上げられるんですね。
特に時間が限られている受験生さんにとって、この「優先順位をつける」という発想はとても大切です。
共通テスト数学の頻出分野
共通テスト数学で特に重要とされる分野を挙げてみましょう。
- 数学Ⅰ・A:二次関数、図形と計量、データの分析、場合の数と確率、整数の性質、図形の性質
- 数学Ⅱ・B・C:三角関数、指数・対数関数、微分・積分、数列、ベクトル、統計的な推測
もちろん年度によって出題傾向は変わりますが、これらの分野をしっかり押さえておけば、大きく外すことはありません。
苦手分野は早めに把握して潰す
頻出分野を優先するとともに、自分の苦手分野を早めに把握して潰していくことも大切です。
苦手分野があると、その大問でまるまる失点してしまう可能性がありますよね。
模試や過去問を解いた後は、「どの分野で点を落としているか」を必ず分析するようにしましょう。
【勉強方法④】過去問と模試で出題形式に慣れる
形式への慣れが得点を左右する
4つ目の勉強方法は、過去問と模試を使って出題形式に慣れるということです。
共通テストの数学は、独特の出題形式を持っています。
マーク式であること、図やグラフを読み取る問題が多いこと、設定文が長いこと…。
これらの形式に慣れていないと、実力を発揮できないまま終わってしまうことがあるんですね。
過去問演習の効果的なやり方
過去問演習を効果的に行うためのポイントをお伝えします。
- 新しい年度の過去問と模試を交互に解く
- 週1回程度は実戦形式で通し演習を行う
- 解いた後は必ず復習し、間違えた問題は再現できるまで練習する
特に大切なのは、「通し演習」を定期的に行うということです。
分野別の演習も大切ですが、本番と同じ形式で時間を計って解く練習を欠かさないようにしましょう。
【勉強方法⑤】時間制限を意識して解く
「解ける」だけでは不十分
5つ目の勉強方法は、時間制限を意識して解くということです。
共通テストの数学は、「解ける」だけでは不十分なんですね。
時間内に処理できて、初めて得点になるんです。
私が現場で見てきた中でも、「時間さえあれば解けたのに…」という悔しい思いをした生徒さんは数え切れないほどいます。
そうならないために、普段から時間を意識した練習をしておくことが大切です。
時間配分の目安を決める
具体的には、大問1つに対する時間の目安を決めて練習することをおすすめします。
例えば、「大問1つに10分」という目安を設定して、その時間内に解き切る練習をするんですね。
最初は難しいかもしれませんが、繰り返すうちに自然とスピードが上がってきますよ。
また、本番では「解ける問題から解く」「難しい問題は後回しにする」といった戦術的な判断も必要になってきます。
これも普段の演習から意識しておくといいですね。
【勉強方法⑥】計算スピードを上げる
計算力は得点に直結する
6つ目の勉強方法は、計算スピードを上げるということです。
「計算なんて、やっていれば自然に速くなるでしょ」と思われるかもしれませんね。
でも、意識的に練習しないと、計算スピードはなかなか上がらないものなんです。
特にマーク式の共通テストでは、計算ミスの1問がそのまま失点につながります。
速く、正確に計算できる力は、得点に直結するんですね。
計算力を上げるための具体的な練習
計算力を上げるために、特に意識して練習してほしい項目があります。
- 分数計算(特に通分と約分)
- 式変形(展開、因数分解など)
- 平方根の計算
- 三角比の値(30°、45°、60°など)
これらの基本的な計算を、考えなくても手が動くレベルまで練習しておくと、全体の解答スピードがグッと上がりますよ。
【勉強方法⑦】問題文の読解と立ち回りを鍛える
数学力だけでは解けない問題がある
7つ目の勉強方法は、問題文の読解と立ち回りを鍛えるということです。
共通テストの数学には、図やグラフ、設定文を読み取って方針を立てる力が求められる問題があります。
つまり、純粋な数学力だけでなく、「読解力」や「情報処理能力」も必要なんですね。
特に近年は、日常生活や社会と関連した設定の問題が増えています。
問題文が長く、何を求められているのかを把握するだけでも時間がかかることがありますよね。
立ち回りの戦術を身につける
また、「どの問題に時間をかけるか」「どこで見切るか」といった戦術的な判断力も、得点を左右する重要な要素です。
例えば、明らかに難しそうな小問は後回しにして、取れる問題を確実に取りに行く。
残り時間が少なくなったら、部分点を狙いに行く。
こういった判断ができるかどうかで、最終的な得点は変わってきます。
これは経験を積むことで身についてくるものなので、普段の演習から「本番だったらどうするか」を常に意識しておくといいですね。
【具体例①】7割を目指すAさんの勉強スケジュール
ここからは、実際にこれらの勉強方法を取り入れた具体例をご紹介します。
最初は、共通テスト数学で7割を目指すAさんのケースです。
Aさんの現状
- 現在の得点:5割程度
- 苦手分野:確率、数列
- 課題:基礎は理解しているが、時間が足りない
Aさんの勉強プラン
Aさんには、以下のような勉強プランをおすすめしました。
- 基礎問題精講を周回(1日30分)
苦手な確率と数列を中心に、基本問題を繰り返す - 計算練習(1日10分)
分数計算と式変形を毎日少しずつ練習 - 週1回の過去問演習
時間を計って本番形式で解く - 復習の徹底
間違えた問題は必ず再現できるまで練習
このプランのポイントは、基礎の反復と時間意識を両立させているところです。
Aさんは3ヶ月後、模試で65%を取れるようになりました。
【具体例②】8割を目指すBさんの勉強スケジュール
次は、共通テスト数学で8割を目指すBさんのケースです。
Bさんの現状
- 現在の得点:6割程度
- 得意分野:二次関数、微分積分
- 課題:難問に時間をかけすぎて、取れる問題で落としている
Bさんの勉強プラン
Bさんには、以下のような勉強プランをおすすめしました。
- 苦手分野の集中強化(週3回)
ベクトルと確率を重点的に - 立ち回りの練習
過去問で「どの問題を後回しにするか」を意識 - 週2回の時間制限付き演習
大問ごとに時間を区切って解く - ケアレスミス対策
計算過程を丁寧に書く習慣をつける
Bさんの場合は、「取れる問題を確実に取る」という意識改革が大きなポイントでした。
難問に固執せず、基本問題で失点しないことを意識した結果、安定して75%以上を取れるようになりました。
【具体例③】9割を目指すCさんの勉強スケジュール
最後は、共通テスト数学で9割を目指すCさんのケースです。
Cさんの現状
- 現在の得点:7割程度
- 全体的にバランスが取れている
- 課題:難問での得点力を上げたい
Cさんの勉強プラン
Cさんには、以下のような勉強プランをおすすめしました。
- 応用問題の演習量を増やす
標準レベル以上の問題に多く触れる - 問題文の読解練習
設定文から情報を素早く読み取る練習 - 模試の徹底分析
なぜ間違えたのかを深く掘り下げる - 時間に余裕を持った解き方の確立
見直し時間を確保できるスピードを目指す
9割を目指す段階では、方針設定や読解、見切り判断まで含めた「戦術力」がより重要になってきます。
Cさんは本番で88%を取ることができました。
まとめ:共通テスト数学の得点力を上げる7つの勉強方法
ここまで、共通テスト攻略のための数学の勉強方法を7つお伝えしてきました。
最後に、もう一度整理しておきましょう。
- 教科書レベルを完璧にする
基礎なくして応用なし。公式の意味を理解し、基本問題を何度も周回する - 解法を「再現できる」レベルにする
「わかった」で終わらせず、自力で完全再現できるまで練習する - 頻出分野を優先して集中学習する
効率よく得点を上げるために、よく出る単元から攻める - 過去問と模試で出題形式に慣れる
週1回は本番形式で通し演習を行う - 時間制限を意識して解く
大問ごとの時間目安を決めて練習する - 計算スピードを上げる
分数計算や式変形など、基本的な計算を速く正確にできるようにする - 問題文の読解と立ち回りを鍛える
どの問題に時間をかけるか、どこで見切るかの判断力を磨く
これらの方法は、「基礎を固める」「解法を再現できるようにする」「時間内に解く練習をする」という3つの柱に集約されます。
この3つを意識して勉強を続ければ、必ず得点力は上がっていきますよ。
あなたの努力は必ず実を結ぶ
最後に、この記事を読んでくださったあなたに伝えたいことがあります。
数学の点数がなかなか上がらなくて、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
「自分には数学のセンスがないのかな」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、安心してください。
共通テストの数学は、正しい方法で努力すれば、必ず点数が上がる科目なんです。
私自身、教員採用試験の最終面接で3回不合格になった経験があります。
何度も「もうダメかもしれない」と思いました。
でも、正しい方法で努力を続けた結果、最終的には合格することができたんですね。
あなたの努力も、必ず実を結びます。
今日この記事を読んでくださったこと自体が、大きな一歩です。
まずは今日から、できることを一つずつ始めてみてください。
基礎問題を1問解いてみる、計算練習を10分やってみる、それだけでいいんです。
小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな成果につながります。
一緒に頑張っていきましょうね。
この記事が、あなたの共通テスト攻略の一助になれば幸いです。